黒い点赤い点 76.5×56.5cm アントニ・クラーベ 作 リトグラフ 25/75
¥250,000
このリトグラフ作品は、抽象的な構成で、様々な形とテクスチャを組み合わせた背景に、題名の通り黒と赤の点が配置されています。
作家はしばしば抽象的な要素を用いて視覚的なリズムとバランスを探求し、色彩と形の対話を特徴としています。
この作品も、シンプルながら強い視覚効果を生み出す色と形の組み合わせによって鑑賞者の注意を惹きつけることに成功しています。
1913年 スペイン(バルセロナ)に生まれる
13歳からペンキ職人の徒弟として働く傍らバルセロナの美術学校へ通う
雑誌の挿絵や広告ポスターなどを描きはじめるが、18歳の時に絵画制作に専念
1936年 スペイン内戦で人民戦線側の兵士として参戦
1939年 人民戦線の敗北とともにフランス(モンパルナス)に逃れ、ボナールなどに共感した作品を描く
1940年 パリの書店にて初個展を開催
1944年 同郷であるピカソに出会い影響を受ける
1950年代 国際的な評価を得て各地で展覧会を開催し、また演劇や衣装デザイナーとしても活躍
1952年 映画『Hans Christian Andersen(邦題:アンデルセン物語)』ではアカデミー美術賞と衣装デザイン賞にノミネート
1956年 ベネチア・ビエンナーレ展に出品
1957年 サンパウロ・ビエンナーレ展に出品し、受賞
1984年 ベネチア・ビエンナーレ展でスペイン代表に選出され、絵画だけでなくオブジェや彫刻、版画など様々な分野で活躍
2005年 逝去
クラーベの作品は、パリ市立近代美術館、サンフランシスコ美術館、ロンドンのテート・ギャラリーなどにコレクションされている