アンドロメダA4  62×46cm 高松次郎 作 シルクスクリーン 35/98

¥200,000

鮮やかな赤を基調とした背景には、青や緑の線が絡み合い、複雑なパターンを形成しています。

作品は、エネルギッシュな動きと深い感情を表現しているかのように見えます。 赤い色彩は情熱や活力を象徴しており、そこに描かれた青や緑の線は、一種の冷静さや安定感を表しているようです。

これらの色のコントラストと動きは、絵から視覚的な響きや振動を感じさせ、観る者の感情を強く揺さぶります。

この作品は、抽象表現主義の特徴を持ち、観る者に直接訴えかける力があります。シルクスクリーンという技術を用いることで、線の細かさと色の鮮やかさが際立ち、非常にダイナミックな印象を与えています。


1936年 東京都に生まれる 本名は新八郎

1958年 東京芸術大学油画科卒業する

1961年から63年 読売アンデパンダン展に出品

1963年 赤瀬川原平、中西夏之と3人で芸術団体ハイレッド・センターを結成し、ネオ・ダダ・オルガナイザーズとともに、60年代の反芸術的傾向の中核となる

1965年 シェル美術賞展で1等賞、長岡現代美術館賞展で長岡現代美術館賞受賞

1967年 パリ青年ビエンナーレでテアドロン財団賞、神奈川県立近代美術館賞受賞

1968年 芸術選奨文部大臣新人賞、ベネチア・ビエンナーレでカルロ・カルダッツオ賞受賞

1969年 大原美術鑑賞、第6回パリ青年ビエンナーレグループ賞受賞

1972年 東京国際版画ビエンナーレで国際大賞受賞

1974年 イギリス国際版画ビエンナーレ、ブラッドフォード大学買上賞受賞

1980年 国立国際美術館で「現代の作家2、高松次郎・元永定正」展 開催

1986年 パリ、ポンピドゥーセンターで「前衛芸術の日本19101970」展 開催

1998年 死去