月の振子 6F(40.9×31.8㎝) 瓜南直子 作
¥240,000
そこは、夜空に輝くはずの月が近くにある不思議な世界。
美しい三日月に、天人が手を伸ばして振り子のようにぶらさがっています。足元には白い花々が咲き、周囲には花の良い香りが漂っています。天人は、まるでおもちゃで遊んでいるかのように楽し気な表情を浮かべて、月に身を任せています。
天人の無邪気な様子と全体の美しい色彩が目を惹く作品です。
1955年 石川県穴水町に生まれ
1980年 東京芸術大学美術学部工芸科(鍛金専攻)卒業
1982年 鎌倉に住む
30代以降は鎌倉市に定住し、有元利夫の影響を受けて日本画を基調とした絵画の制作を行なうようになった
芥川賞作家の藤沢周、詩人の城戸朱理、文芸評論家の富岡幸一郎など地元鎌倉の文化人などと交流し、2012年1月に死去した日本画家の小泉淳作からは画材を遺贈されていた
2012年 6月4日、病により急逝 享年56歳
絵を担当した著作に、『ねこが見た話』(福音館書店)、『ぼっこ』(偕成社)、『あやしが丘のおばけらんど』(文研出版)などがある