無題 10P(53×40.9㎝) 杉全 直 作

¥450,000

粗野で直感的な筆遣いと色彩の対比が際立った作品です。

暖色の背景に対して寒色のブルーとニュートラルなブラックが強い存在感を放っています。この対比は、作品に深みと緊張感をもたらしており、それぞれの色彩が持つ感情的な重みを示唆しています。

この作品は、見る角度や光の当たり方によっても異なる印象を与え、鑑賞者それぞれに対して、独自の感情的な対話を引き出すことでしょう。

 

1914年 326日、東京都に生まれる

1924年 兵庫県姫路市に移住後、美術学校進学のためアトリエ村として画家が多く集まっていた埼玉県浦和市(現・さいたま市浦和区)へ移住

1933年 東京美術学校(現:東京芸術大学)油画科予科に入学、その後 本科に入科し

1936年 二科展に初入選

1938年  東京美術学校卒業。

1939年 福沢一郎ら40名の前衛活動家と共にシュルレアリスム運動で知られる美術文化協会の創立同人となる

独立美術協会賞受賞

1953年 美術文化協会を脱退し、無所属となる

1968年 多摩美術大学美術学部油画科教授となる

1977年 東京芸術大学美術学部油画科教授となる

1981年 第31回芸術選奨文部大臣賞を受賞

1994年 脳梗塞のため死去