バイオリンを弾くピエロと子供 20P(72.7×53㎝) 後藤又兵衛 作
オレンジと緑の色調が、この絵画に温かで魅惑的な雰囲気をもたらしています。大胆に交錯する緑とオレンジの色調は、奥行きと場面の変遷を見事に表現しています。
ピエロはバイオリンを手にし、鮮やかなオレンジ色の衣装に身を包んでいます。彼の音楽は、まるで風のように軽やかに舞い、観客たちの心に楽しさと喜びを運んでいます。
ピエロの笑顔は、音楽を奏でる喜びと観客との共有を象徴しており、その明るさが周囲に幸福なエネルギーを広げています。
荷車は彼の旅路と冒険の象徴であり、これからの未知の世界への希望を表しています。 この絵画は、オレンジと緑の魔法的な融合が、観る人々に心温まる感動と楽しさをもたらす作品です。ピエロ、子供、女性、男性が、共に紡ぐ瞬間が音楽と感情の交差点であり、見る者の心に響き渡ることでしょう。
1925年 愛知県一宮市に生まれる
1943年 太平洋美術学校で学ぶ
1955年 養清堂画廊(東京・銀座)で初個展 ,56,57
1957年 羽黒洞画廊(東京・銀座)、フォルム画廊(東京・銀座)で個展
ガンブスギャラリー サンフランシスコで個展
1958年 一宮商工会議所(愛知)、 Petite Galerie NY 、 セントラルギャラリーNYで個展、コロンビア州立美術館出品
フォルム画廊(東京・銀座)、豊田ビル画廊(名古屋)で個展
1959年 個展「失楽園」フォルム画廊(東京・銀座) 、ヒューストン美術館招待作品
1960年 不忍画廊(東京)で個展 ,61,62 、マリーワシントン大学招待作品、アメリカン ウォーターカラー協会展招待作品
1962年 マリーワシントン大学招待作品、アメリカン ウォーターカラー協会展招待作品、ペンシルベニア ウォーターカラー協会展招待作品、ネスラーギャラリー ニューヨークで個展、レイモンド・バーギャラリー ハリウッドで個展、ヒューストン美術館出品、ワシントンウォーターカラー協会展出品(※レンブラント特別賞受賞)、ファインギャラリーシカゴで個展、シルバーギャラリーサンタバーバラで個展
1963年 フジヰ画廊(東京)で個展、イマイ画廊(神戸)で個展 ,65,67
1964年 日動画廊(名古屋)で個展 ,66 、柊画廊(東京)で個展
1965年 不忍画廊(東京)「円形タブロー」展出品、東京文化画廊(東京)新作展、銀座画廊(東京)「アートブレーキ」展
1966年 中宮画廊(大阪)で個展
1967年 みゆき画廊(東京)で個展 ,68
1968年 山形松坂屋(山形)で個展
1969年 伊勢丹(東京)で個展 、山木美術(大阪)で個展 ,75,77,84
1970年 ギャラリーヤマキ(東京)「エクセーホモ」展
ギャラリーデュールより「M・Goto銅版画集」出版
1971年 薔薇画廊 「エッチング」展
1972年 薔薇画廊 「人間 その愛と孤独」展
薔薇画廊 「ミニアチュールの世界」展
1973年:薔薇画廊 「隣人・忘れえぬ人々」展
薔薇画廊 「油彩・水彩・水彩デッサン」展
1974年 日動画廊(名古屋)「宇宙」展 ※1983年の第10回迄毎年出品
1975年 後藤又兵衛1950年-1975年展 Yamaki Gallery (大阪)
1976年 薔薇画廊で個展 ,77
日動画廊(名古屋)より「後藤又兵衛銅版画集」出版
1978年 薔薇画廊「日用の糧を今日もわれらに」展
1979年 薔薇画廊 「連作 戦争」展
1980年 薔薇画廊 「連作 芸人」展
菊地貞三詩集「淋しがりやの宇宙人」挿画
1982年 薔薇画廊 「後藤又兵衛の世界」展
1984年 山木美術(大阪)で個展
1985年 薔薇画廊 「流竄(るざん)-紙との出合」展
1990年 メモリーズギャラリー(名古屋) 現代美術5人展
1994年 薔薇画廊 新作展 「アポリアの狩人」
1996年 薔薇画廊 / ギャラリーるぽ 「後藤又兵衛 ふるさと」展
2001年 薔薇画廊 「世紀をこえて」展
2002年 77歳にて死去
2003年 山木美術(大阪) 後藤又兵衛 遺作展
2008年 日動画廊(名古屋) 後藤又兵衛 遺作展
2012年 清須市はるひ美術館(愛知) 収蔵作品展
2020年 薔薇画廊 令和・後藤又兵衛 展
2022年 薔薇画廊 後藤又兵衛 回顧展