海と防風林 8F(45.5×38㎝) 妹尾正彦 作
¥88,000
この作品は、海岸線の豊かな自然景観を捉えた絵画です。
画面の上部には、夕焼けの光を反射する穏やかな海が広がっており、その輝きが水平線を際立たせています。海の近くの土地は明るい色で、生い茂る木々が風から土地を守っている様子を感じさせます。
画面前景には草木が生命感を放ち、野性的なエネルギーが溢れています。
この作品は、海と陸との間にある自然の調和とコントラストを鮮やかに示しており、自然の静けさと力強さを同時に感じさせる作品です。
1901年 岡山県倉敷市に生まれる
神戸高商(現・神戸大経済学部)卒業、海上火災保険会社勤務の傍ら絵を独学する
1927年 1930年協会展に初出品して入選
1928年 二科会入選
1931年 第1回独立展出品し、O氏賞受賞
1934年 独立美術協会会員 里見勝蔵らと共にフォーヴィスムを唱い、明るく詩情ある作風を示した
1990年 死去 享年89才