熱海 8F(45.5×37.9㎝) 朝比奈文雄 作

¥220,000

この作品は、熱海の美しい風景を大胆かつ表現豊かな筆致で描いています。

山々が連なる背景には、夕暮れ時の空が広がり、山肌には夕日の光が緑の様々な色合いを作り出しています。

画面の下部には、建物の屋根や壁が色とりどりに描かれています。

海は静かな様子で、その平穏な水面が穏やかな雰囲気を醸し出しています。

作家の力強い筆使いは、色彩の豊かさと動きを感じさせるもので、この作品を通して、熱海の自然と地域の風情を存分に表現しています。

鑑賞者には、日本の海辺の町の美しさが伝わってくることでしょう。

 

1914年 東京都新宿区に生まれる

1932年  小絲源太郎に師事し油絵を学び、光風会展に出品

1949年 第5回日展に「画室静物」で特選

1951年 光風会展に「永代橋」で南賞を受賞

1957年 最初の個展を東京・銀座求龍堂で開催

1960年 改組第1回日展に「黒い門」を出品し、第1回菊花賞を受賞

1962年 第5回日展に審査員となる

1964年 日展会員となる のち、日展評議員となる

1992年 肺炎のため死去 享年77